ツインテールの日
「ツインテールの日」は2012年に日本ツインテール協会が制定しました。
日本ツインテール協会は「ツインテールで日本の女性をもっと美しく、もっと元気に、もっと楽しく」をスローガンに活動している団体で、ウェブサイトもありますが残念ながら更新はされていないようです。
日本ツインテール協会によるとこの日をカップルのための日としており、この日に男性は懇意の女性に2本のゴムを渡し、受け取った女性はその気持ちを受け止められるのであれば髪型をツインテールにする、といったものです。
意外と多いツインテールの種類
“ツインテール”は“ツーテール”ともいい、長い頭髪を左右の中央あるいはそれより高い位置でまとめ、両肩に掛かる長さまで垂らした髪型の俗称で、“ツインテ”という略称で呼ばれることもあります。
前者は主に物語作品のキャラクターの分野で、後者はドール(人形)の分野で用いられることが多いです。
古くはこの髪型の一般名称は幼い娘の髪をととのえる母親たちによって習慣的に“二つ結ひ(ふたつゆい)”と呼ばれ、歳が一桁程度の幼い少女がこめかみよりも高い位置に結ぶものを指し、耳より低い位置に結ぶおさげ髪とは呼び分けられていました。
現在では古きものの記憶が薄れ、別の新しいものとして10代以上の少女モデルなどが多く結ぶアップスタイルの一部として認識されています。
英語では“bunches(複数の束・房)”、もしくは“angel wings(天使の翼)”と呼ばれる他、中には日本に影響され“twin tail”と呼ぶ人もいるようですが、これらは左右に分けた髪型の総称でありいわゆる日本でイメージされるツインテールと一致するものではありません。
日本ツインテール協会によると結ぶ位置によって3種類に分類され、さらにその長さによって3種類づつに派生するとしています。
まず結ぶ位置ですが、
・ラビットスタイル(HIGH)…耳の上へ結び目が来るようにもっとも高い位置で結い上げたスタイル。セーラームーン、初音ミクなどが該当。
・レギュラースタイル(MID)…ツインテールのよりリアルなスタイリングに応えるため1990年代に登場したもの。PUFFY、小倉優子などがやっていた。
・カントリースタイル(LOW)…古くは「おさげ」と呼ばれたスタイル。天空の城ラピュタのシータ、仲間由紀恵(ヤンクミ役)が該当。
があり、次にそれぞれのテールのレングスによって次の3種類に派生します。
・ホーステール…もっとも長いもの。ツインテールの王道とされる。
・シュリンプ…短くすることによって反りが生まれ、女性らしい長さを保ちながらもスタイリングのキープ力に優れるため、湿気や風の日でも安心とされる。
・バードテール…もっとも短いもの。可愛らしい印象を与えるのに最適とされている。
これらをベースにして結びをルーズにするかタイトにするか、テールに加えるパーマの強さ、スタイリングに使用するヘアアクセのセレクトなど、無数のバリエーションがツインテールには存在します。
もうすぐバレンタインですので、たまには違う自分を演出してみてはいかがでしょうか。
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