ファイトの日

仕事で疲れている時にコンビニ等で“買っていこうかな”と思った経験があるかと思います。

よく見ると“栄養ドリンク”と書いてあるものと“エナジードリンク”と書いてあるものがありますがその違いは何でしょうか。

栄養ドリンクとエナジードリンクの最大の違いは“医薬品または医薬部外品”と“清涼飲料水”どちらに分類されるか、という点です。

どちらも疲労回復、健康維持を目的とする飲料ですが、配合される成分の種類や含有量が異なります。

・栄養ドリンクは“医薬品または医薬部外品”です。

含有する成分の種類や含有量により、薬剤師または登録販売者による消費者への情報提供が努力義務とされる“第二類医薬品”、情報提供の規定がない“第三類医薬品”、医薬品ではありませんが医薬品に準ずる“医薬部外品”があります。

“医薬品または医薬部外品”は、含有する“有効成分”を記載することができる上に、“滋養強壮”や“栄養補給”と言った効能や効果も表示をすることができます。

“リポビタンD”や“アリナミンV”などが有名です。

・エナジードリンクは“清涼飲料水”であり、は清涼飲料水は食品の一種とみなされます。

清涼飲料水は医薬品、医薬部外品ではありませんので、含有する“有効成分”を記載することはできず、“滋養強壮”や“栄養補給”と言った効能や効果も表示をすることができません。

そのためスポーツドリンクなどと同じカテゴリに分類されるものになります。

“レッドブル”や“モンスター”などが有名です。

栄養ドリンクの主な使用目的は“滋養強壮と栄養補給”とされています。

例えば風邪を引いて消耗した身体に栄養補給をするような時に効果が期待できると言えます。

一方のエナジードリンクは、リフレッシュや気分の向上が主な効果です。

そのため販売ターゲットも異なり、栄養ドリンクは栄養補給が必要な幅広い年齢層が対象となっており、容器も“瓶”が使用されます。

エナジードリンクは主に若者がターゲットとなっており、元気を出したい時や仕事でもうひと踏ん張りしたい時に飲むと良いと言われています。

容器は缶のものが多く、デザインや色使いも若者向けの派手なものが多いようです。