呼吸の日
「 呼吸の日」は五(こ)九(きゅう)で「こきゅう」の語呂合せでNPO日本呼吸器障害者情報センターが制定しました。
この日を生き物全てに与えられる「よりよい呼吸を考える日」にしてほしいということを目的としています。
口で呼吸できるのは人間だけ
“呼吸”とは生体が外界から酸素を摂取し、二酸化炭素を排出するガス交換の働きのことをいいます。
よく犬がハアハアしているのは実は呼吸ではありません。
犬や猫が下を出して空気を行き来させているのは、浅速(せんそく)呼吸という呼吸方法で、主に体温調節の為に行う呼吸方法です。
犬や猫などの動物は食道と肺が繋がって入るものの、喉の奥にフタのようなものがあり、呼吸が出来る仕組みにはなっていないのです。
多くの動物に共通して言えることは、食べ物が通る道である食道と、空気を肺まで送るための器官が完全に分かれています。
その為呼吸は鼻からしか行うことが出来ず食べ物は口から入れるしかありませんが、人間は鼻と口とが繋がっていてどちらからも呼吸が出来ますし、やろうと思えば鼻から物を飲み込むこと可能です。
人間がまだ類人猿だった時代には、犬などと同様に鼻からしか呼吸が出来なかったといわれています。
口で呼吸が出来るように進化した理由として、完全な二足歩法になったために食道が真っ直ぐ下に伸びたせいであったり、言葉を発するようになったためであるとされています。
昨日は何の日?
5月8日
・松の日
・声の日
今日は何の日?
5月9日
・呼吸の日
明日は何の日?
5月10日
・地質の日