かき氷の日
「かき氷の日」は七(な)2(ツー)五(ご)でかき氷のかつての名前「なつごおり」(夏氷)の語呂合せと、この日に日本の最高気温が記録されたことから日本かき氷協会が制定しました。
また、この日は「日本最高気温の日」でもあります。
1933年のこの日に山形市で最高気温40.8℃が記録され、この記録は長らく日本の最高記温記録となっていましたが、2007年8月16日に熊谷市と多治見市で40.9℃を観測し、74年ぶりに記録が更新されています。
かき氷のシロップは全て同じ味
“かき氷”とは、氷を細かく削るか、砕いてシロップ等をかけた氷菓で、夏の季語としても扱われるものです。
餡やコンデンスミルクをかけたものもあり、氷は古くはかんななどで粒状に削っていましたが、現在は専用の機械を用います。
また市販品として、カップに細かく砕いた氷と各種シロップを混ぜたものや、袋入りのものも売られており、日本以外にも類似のものが各国にあります。
日本では、かき氷を売っている店は氷旗、白地に赤い文字で“氷”と書かれた幟を掲げていることが多くなっています。
夏季に社寺の境内で催される祭礼や縁日などでは綿菓子・たこ焼き・焼きそばとともに代表的な縁日物の一つであり、夏の風物詩のひとつです。
そんなかき氷にかかせないものといえば氷の上にかける“シロップ”であり、赤や黄色、緑と色鮮やかなかき氷シロップが色々あります。
この様々な色で楽しませてくれるシロップには少し残念な秘密が存在します。
かき氷に使うシロップには果汁はいっさい入っておらず、さらにどの味のシロップも成分はまったく同じであり、一般的なシロップは“砂糖の蜜に着色料と香料を加えているだけ”なのです。
詳しく説明すると、かき氷のシロップの成分は果糖ブドウ糖液糖・酸味料・香料と着色料のいたってシンプルな成分であり、種類によって違うのは着色料と香料のみになります。
目をつぶって食べると実は全て同じ味なのですが、目に映る色で脳が錯覚を起こしそれぞれの味を認識してしまうのです。
なので、目を閉じて鼻をつまんで食べると味の違いがよく分からなくなります。
ですが全てのかき氷のシロップが全部同じ味というわけでもなく、コーヒー味、宇治金時、カルピス味など、そういったある種特殊な味に関しては同じではありません。
高いお金をとる甘味どころなどの自家製シロップは、きちんとフルーツなどで作っているところもあるそうです。
市販のシロップはなかなか使い切れないことも多いかもしれません。
そこでお勧めなのは“シロップ以外のものを使う”ということです。
カルピスの原液はシロップとして使い切れなくてもカルピスとして飲む事ができ、フルーツの缶詰をミキサーにかけてお好みで煮詰めたものも少し手間が掛かりますがおいしいそうです。
また甘いものが苦手という方には梅酒や、日本酒が勧められています。
味わいと風味が増し、少し大人なかき氷が楽しめますし、自分の好きなお酒を使うのも良いと思われます。
たまには少し変わったかき氷を試してみてはいかがでしょうか。
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