ニキビケアの日
「ニキビケアの日」は「しっかりと(7)ニキビを(2)なくそう(7)」という語呂合わせと、夏はとくにニキビの出来やすいシーズンであることから、は株式会社DHCが制定しました。
DHCはニキビ対策やニキビ予防のスキンケア商品である「薬用アクネコントロールシリーズ」などの商品を展開する企業であり、「肌トラブルを無くす正しい手入れの方法を啓蒙する」という事を目的としているそうです。
ニキビと吹き出物の違い
肌にニキビや吹き出物ができると、気になってしまいますよね。
ところで、何気なく使っているこの“ニキビ”と“吹き出物”という単語ですが、これらの呼び名はどちらも俗称で、一般的にはとくに10代にできるものを“ニキビ”、それ以外のものを“吹き出物”と呼んでいます。
このように年齢によって呼び方が使い分けられていますが、どちらも専門的には“尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)”と呼ばれる皮膚疾患であり、メカニズムには共通点があります。
特に尋常性ざ瘡の中で成人以降になってからできるものを“思春期後ざ瘡(ししゅんきござそう)”といい、これがいわゆる“吹き出物”や“大人ニキビ”と呼ばれるものにあたります。
尋常性ざ瘡は皮脂が過剰にたまった毛穴の中で、アクネ菌などの細菌が異常に増殖し炎症を起こすことが原因で起こりますが、これは思春期のニキビも吹き出物も同じです。
しかし、思春期にできるニキビと成人以降にできる吹き出物では、皮脂が過剰に分泌される原因に違いがあります。
思春期になるとホルモンが活発に分泌されるようになりますが、この影響を受けて思春期には皮脂量が増えやすくなります。
その結果、毛穴に皮脂がたまりニキビの原因となります。
中でも、鼻やおでこなどはとくに皮脂量が多い場所のため、いわゆるTゾーンにニキビができやすくなります。
思春期のニキビとは違い、吹き出物に大きく関係しているのは肌の新陳代謝である“ターンオーバー”の乱れです。
通常、肌は新しい細胞が押しあがり、肌表面にある古い角質がはがれ落ちるというサイクルを繰り返しているのですが、乾燥などが原因でターンオーバーが乱れると、古い角質がはがれ落ちずに皮膚の表面に蓄積してしまいます。
その結果、余分な皮脂が排出されずに毛穴にたまってしまいニキビの原因になります。
乾燥以外にも、過度なストレスや睡眠不足などの生活習慣の乱れも、ターンオーバーが乱れる一因です。
また、ホルモンバランスとも関係しており、とくに女性の場合月経前のホルモンの変化によってニキビが起こりやすくなります。
吹き出物の場合は、口周りやフェイスラインなどができやすい場所です。
ニキビも吹き出物も過剰な皮脂が毛穴にたまることが原因のため、皮脂が増えすぎないようにすること、また肌を清潔に保つことが必要です。
ただし、皮脂が増える原因に違いがあるため予防法には少し違いがあります。
思春期などにできるニキビは皮脂の過剰な分泌が原因のため、洗顔などで肌を清潔に保つとともに、脂とり紙などで過剰な皮脂を取り除き、油っぽい食事は控えるようにしましょう。
吹き出物の場合は、乾燥は吹き出物の原因となるため普段のスキンケアで乾燥を防ぐようにしましょう。
洗顔は皮脂を落とし過ぎないように洗顔料を泡立てて優しく洗い、回数も1日2回までとする、洗顔後は化粧水や乳液を使い、保湿ケアをしっかり行うなどを試すのが良いと思われます。
また、睡眠を十分に確保する、偏った食事をしない、ストレスを発散するなど、日々の生活を見直すことも忘れないようにしましょう。
ニキビや吹き出物は同じ皮膚疾患ではありますが、原因が異なるため思春期のニキビケアを大人になってからも続けていると、かえって悪化させてしまう可能性があるそうです。
自分の肌の状態を確認し、スキンケアや生活習慣を見直した上で必要があれば病院で診察を受けましょう。
昨日は何の日?
7月26日
・日光の日
・幽霊の日
今日は何の日?
7月27日
明日は何の日?
7月28日
・乱歩の日