裸足の記念日
「裸足の日」は「は(8)だ(1)し(4)」という語呂合わせであることが由来で、一般社団法人「日本スポーツ&ボディ・マイスター協会」が制定しました。
「日本スポーツ&ボディ・マイスター協会」については、裸足ランニングや裸足ウォーキングを推奨していており、この記念日についても「素足ランニングと素足ウォーキングを更に普及促進すること」を目的としているそうで、過去には8月14日に裸足ランニングのイベントなどが開催された事もあるようです。
裸足は人前では少し行儀が悪いとされていますが、実は水虫の予防と治療に効果があったり、他にも偏平足の防止や外反母趾、巻き爪の予防などにも効果があります。
また、普段から裸足で生活する国の人々には極端にうつ病になる人が少ないそうで、裸足で生活することでうつ病のような精神的な疾病も防ぐことができるという研究結果も出ています。
裸足の金メダリスト
“裸足”とは履物をはかないこと、またはその状態の足のことで、足に何も身に着けていない場合になります。
似た言葉として“素足”がありますがこちらは靴下などの衣類を全く履いていないという点では裸足と共通していますが、裸足と違って素足の場合は靴下などの衣類を身につけずに靴を履いている時などに使われることがあります。
元来日本では、家の入り口で履物を脱ぐ習慣から裸足で家の外に出ることは汚いこととされてきましたが、現代では“裸足であること”も一種のファッションとしてみられており、足の爪へのネイルケアや足にミサンガを巻くことが流行ったり、素足に履く凝ったデザインのサンダル(鼻緒付きのビーチサンダルやトングサンダル、足にサンダルの台を貼り付けるヌードサンダルなど)や靴を履いた時に裸足にみえるようなスニーカーソックスが売られたりしています。
裸足の子供は自然児のイメージでみられるため、たくましさや自由奔放の象徴という印象をもたれることが多いですが、野性児の印象でみられることもあるので学校によっては注意されるところもあるようです。
裸体になることに準じて、裸足になることは神聖であるとされる場合もあります。
神社境内での参拝方法としてお百度参りがあり、脱帽と同じように裸足で参ることで神を崇めるという理由の一つです。
アジアの寺院に入る場合も入り口で履物を脱ぎ裸足になるよう求められる場所もあり、これも神聖な場所には裸足で入るとの考えからです。
また神事として、護摩焚きの火の上を裸足で渡る火渡りが各地で行なわれています。
スポーツの世界では“裸足の英雄”と呼ばれる選手誕生しています。
それはエチオピア出身の陸上競技(長距離走)選手で、アベベ・ビキラ(1932年8月7日〜1973年10月25日)という選手です。
オリンピックのマラソン種目で史上初の2大会連続優勝を果たし、サハラ以南のアフリカ出身者としては初のオリンピック金メダル獲得者でもあります。
1960年9月のローマオリンピックに際して、偶然に靴が壊れたため(さらに現地で新しい靴を買おうと思ったが自分に合うものがなかったため)裸足で走ることとなった。
元々アベベは子どもの頃から裸足で野山を駆け回っており、足の裏の皮は厚く、裸足で走ることに慣れていました。
アベベはスタート当初は最後方に位置し、競技場を出ても最後方のままでしたが、15kmを過ぎて先頭集団に入り、30kmでトップに出るとあとはそれを譲ることなく、当時の世界最高記録となる2時間15分16秒2で優勝します。
レース前には全く無名で、アベベが先頭集団に加わると“あれは誰だ”という声が沿道からあがり、プロフィールにもほとんど記載のないアベベがゴールのコンスタンティヌス凱旋門に入ってきたとき各国の報道関係者も騒然となったそうです。
アベベはゴール後に“まだ余力はある。走れと言われればもう20kmぐらい走れる”と話しました。
アベベの優勝は、アフリカの高地民族が長距離走への適性を持つことを世界に知らしめる事になります。
また、エチオピアの国土が空気の薄い標高2,000m前後の高地にあり、そこでトレーニングを積んだことで心肺機能が高められたのではないかという見解が示され、陸上競技に高地トレーニングが導入されるきっかけともなりました。
その後自動車事故により下半身不随となりますが、生涯スポーツに関わり続け、エチオピアにはアベベの名前を冠したスタジアムも建てられています。
近年では裸足での生活を推奨する幼稚園なども増えています。
健康面から見ても良いことなのでたまには裸足で1日を過ごしてみるのも良いのではないでしょうか。
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