函館夜景の日
「函館夜景の日」は「や(8)けい(K=トランプの13)」の語呂合せで、函館出身の大学生の投書をきっかけに、函館夜景の日実行委員会(函館青年会議所・函館観光協会等)が1991年から実施しています。
函館市役所についても「函館夜景の日」を提唱しており、函館の美しい夜景をアピールするという事が目的のようです。
100万ドルの夜景の本来の意味
“函館”は北海道南端の渡島半島南東部に位置し、天然の良港である函館港によって北海道と本州を結ぶ交通結節点、道南地域の中心都市として発展してきた都市で、札幌市、旭川市に次ぐ北海道第三の人口約26万人を有する中核市です。
毎年500万人近い観光客が訪れる観光都市となっていますが、一方で人口減少が著しく、2014(平成26)年4月1日から市域のすべてが“過疎地域”に指定されています。
函館にはフランスのタイヤメーカー、ミシュランが発行する旅行ガイド“ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン”では一つ星以上の星が付いている観光地が市内に20ヶ所以上あり、函館の夜景も観光で有名です。
函館の夜景は神戸、長崎と並ぶ日本三大夜景の1つで函館を象徴するスポットになります。
一般に素晴らしい夜景の事を“100万ドルの夜景”と評することがあり、これはあまりにも美しくて100万ドルの価値のある夜景だということが理由だと思われていますが、実は違います。
現在は美しい夜景であればどの夜景でも100万ドルの夜景だとされていますが、100万ドルの夜景の元祖は神戸の六甲山の夜景といわれています。
神戸の六甲山から見える景色には、大阪、尼崎、芦屋、神戸、など様々な大都市があり、その大都市のまばゆい光が奇麗な夜景を作りあげているのですが、その電気代は1ヶ月で4億2900万円もかかるそうです。
100万ドルの夜景という言葉が誕生した当時は1ドルが約360円の時代でしたので、1ヶ月にかかる電気代をドル換算にすると大体100万ドルとなり、100万ドルの夜景とは景色に対する価値を評価しているのではなく、夜景を作りあげるための電気代の事を表していたのです。
そして函館の夜景にも大半の人が勘違いをしているものがあります。
箱館の夜景は箱館山から市街地を眺める形になるのですが、上記の写真のように両サイドがくびれていますが、これは北海道の渡島半島のくびれではありません。
東京の人の8割が勘違いしていたというデータもあり、地元の人でさえ勘違いしていることがあるそうです。
渡島半島はそれだけで他の県の多きさほどあるので、写真のように肉眼で確認出来る程度の広さではありません。
箱館山は津軽海峡の函館湾にある陸繋島になりますので、そのくびれが勘違いをさせている原因であり、地図でもかなり拡大しないとわかりづらくなっています。
スケールから見るとかなり小さいものとなってしまいますが、函館の夜景の素晴らしさには違いはありませんので、観光の際は是非訪ねてみてください。
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