即席ラーメン記念日
「即席ラーメン記念日」は1958年のこの日、日清食品が世界初の即席ラーメン「チキンラーメン」を発売したことが由来で、日清食品が制定しました。
チキンラーメンを発明したのは日清食品の創業者である安藤百福氏で、戦後の焼け跡に出店されている屋台のラーメンを食べるために、人々が長蛇の列を作っていた姿を見て「もっと手軽にラーメンを食べられないか」と考えた結果、即席ラーメンの開発に着手しました。
インスタントラーメンが3分の理由
“インスタントラーメン”とは、熱湯をかけたり鍋で煮る等で簡易に調理できる即席のラーメンのことで、包装は袋入り・カップ入り、麺はフライ麺・乾麺等の種類があり、即席麺や即席ラーメンとも呼称されます。
日本で生まれた食品ですが、日本国外に多数輸出されて多く食べられており、日本国外における“ラーメン”は、この即席製品を調理した料理である事も少なくありません。
一般的に“インスタントラーメンは3分で出来る”ということは日本人なら老若男女全員に知れ渡っている不動のルールと言えます。
この3分にはきちんとした理由があるのです。
諸説ありますが一番有力な説が“人がストレスを感じずに待てる時間が3分”という心理学的な理由になります。
4分、5分と待ち時間が増えるごとに“待たされている”というストレスが増大しやすいとされていて、カップラーメンに限らず電話の保留音やお客様対応などでも、初期対応の目安は“3分間が勝負”と指導している企業もあるほどです。
また、実は現在の技術では1分で食べられるインスタントラーメンも作ることは可能なのですが、熱湯をいれて1分だと熱すぎて食べにくく、それだけ早く麺が煮えてしまうと麺が延びるのも早くなってしまいます。
つまり美味しく食べられるちょうどいい時間が3分なのです。
ちなみに“熱湯を入れて3分”は“お湯を入れ始めてから3分”か“お湯を入れ終わってから3分”かしばしば議論になる所ですが、どのメーカーも“お湯を入れ終わってから3分”を推奨しています。
3分で出来るもの以外にも4分、5分と待たされるタイプも存在しますが、心理的に“待たされてる”と感じてまでその時間にこだわるには理由があるようです。
例えば3分でできるインスタントラーメンは、縦型カップであまり具材やスープが一体化してそのままお湯を入れるタイプが多く、どんぶりタイプものでも特に手順のこだわりがない具材やスープの場合は3分と指定されており、蓋を開けてお湯を注ぐだけととてもシンプルです。
逆に4分や5分待つタイプには“生めんタイプのもの”、“麺の食感にこだわるもの”、“具材にこだわりのあるもの”が目立ちます。蓋を開けて、具材を入れてお湯を注ぎ、食べる直前に麺をかきまぜてからスープを入れる、そんなひと手間が必要なものが多いはずです。
味や食感、本物のラーメンっぽさを求める場合、どうしても時間をかけて美味しくしたいというメーカー側の希望もあり、こだわりのあるカップラーメンは大変美味なものが多いのも事実です。
日本のインスタントラーメンは世界でも人気があり、各国の風習や味覚に合わせてオリジナルの味が用意されるところもあります。
食べ過ぎは体に良くありませんが、各国のインスタントラーメンの食べ比べなんてのも良いかもしれませんね。
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