ドレッシングの日
「ドレッシングの日」は「やさい」を数字にすると「831」となり、それを掛け算すると「8×3×1=24」となることが由来で、マヨネーズやドレッシングの製造・販売を行っているケンコーマヨネーズ株式会社が制定しました。
夏に暑い日が続いて食欲が減退しがちな時期に、ドレッシングをかけたサラダを食べて健康になってもらうことが目的のようです。
掛け算する理由についてはドレッシングは野菜に「かけて」使うことが多いからとされています。
また、カレンダーを見ても「野菜の日」である「8月31日」の上に「8月24日」がくることから、野菜にドレッシングをかけているようにも見えることも理由の一つです。
ノンオイルドレッシングの罠
“ドレッシング”とは、サラダにかける液状の調味料のことで、サラダドレッシングと呼ばれる場合もあります。
粘性は高いものから低いものまで様々であり、酢・油・塩をベースに、香辛料・ハーブ・酒等を加えて作られ、日本ではこのほか、醤油などが加えられることもあります。
油脂を全く含まず増粘多糖類でとろみをつけた、脂質を全くあるいはほとんど含まない低カロリーのサラダドレッシング、ノンオイルドレッシングも販売されていますが、ノンオイルドレッシングはJAS規格上は“ドレッシングタイプ調味料”に分類されるものです。
スーパーで見かけるサラダ用ドレッシングですが、近年の健康嗜好から特に人気が高まっているのがノンオイルタイプのドレッシングです。
ノンオイルドレッシングの年間生産量は発売当初の1986年が575tに比べ、2017年は25,786tと約45倍にもなっています。
味のバリエーションも毎年増えており、普通のドレッシングに比べてカロリーも低い事からダイエット中の人にも人気がありますが、ノンオイルドレッシングは実はダイエットには全く効果が見込めないという話があるのです。
ポイントとなるのはカロリーよりも糖分になります。
ノンオイルドレッシングは文字通り油分は使われていないのですが、油を入れないためにその分コクのない単調な味になってしまいます。
そこで、味のコクを補うために“ぶとう糖果糖液糖”が使われるのですが、これは主にトウモロコシから作られる調味料で糖分の一種であるため、これを使うノンオイルドレッシングは普通のドレッシングよりも約3倍も糖分量が含まれていることになります。
そのため、むしろ摂取する糖分が多くなり、カロリーは低いが糖分が多いため、血糖値が上昇してしまい、その結果脂肪が付き、太りやすくなってしまうのです。
さらに糖分だけでなく塩分も比較的多く使用されていますので、食事制限をしている人は結構注意が必要です。
またドレッシングの油にはちゃんと意味があります。
脂溶性のビタミンAやビタミンE、βカロテンなどは、油分がないと格段に吸収率が落ちてしまうので、せっかく野菜を食べたのにそれに含まれるビタミンが吸収できないのでは意味がありません。
ビタミンやミネラルを多く含む野菜は健康に欠かせないものですので、野菜には普通のドレッシングをかけて効率よく栄養を吸収し、他の食品のカロリーを控えるようにする方が健康には良いかと思われます。
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