ベッドの日
「ベッドの日」は「グッ(9)スリ(3)」の語呂合せで、日本ベッド工業会が制定しました。
日本ベッド工業会によるとこの日を「ベッドによる心地良い睡眠を広くアピールする」という事が目的のようです。
スイートルームのスイートの意味
“ベッド”とは床(寝床・苗床・川床・鉱床・道床など)を表す言葉であり、日本語では主に寝床の意味で用いられ、寝台と意訳される場合もあります。
日本には奈良時代以前に中国より伝わったとされ、正倉院には聖武天皇のベッドが保存されており、かなり早い段階から皇族や貴族、高級官僚などの間で使用されていたようですが、平安時代に畳の出現と共に居住空間の様式が変化し廃れており、一般には当初から広まりませんでした。
明治以降欧米式の生活様式が広まると共に再度伝わりますが、畳の上で寝る形式が普通であった日本に於いては余り広がらず、病院や軍隊等、特殊な生活環境を要求される際に使用する物(あるいは金持ちのステータス)の意味合いが強いものでした。
日本に外来語としてこの語が入ってきた当時はドイツ医学由来の呼び名である“ベット(Bett)とも呼ばれており、医療現場を中心にベッドが納入されていたために、その影響もあったのではないかともされています。
敗戦後に大衆の生活の欧米化と歩調を合わせるように、英語教育の浸透した戦後世代からは“ベッド”と呼ぶ人も増えていったと見られ、そして昭和30年代に双葉製作所(後のフランスベッド)が徹底的な営業戦略(月賦販売)を展開し、折からの団地・洋風住宅ブームも相まって、庶民へ普及していきました。
なおこの時期の販売ルートは呉服店が担っていたそうです。
そして一度は高級なベッドで寝てみたいと誰もが思ったことがあるかもしれません。
自宅に購入は無理でもホテルなどでは部屋のランクによっては高級なベッドが置いてありますよね。
いわゆる“スイートルーム”です。
そして度々“スイートルーム”の“スイート”は“sweet(甘い)”であると勘違いされています。
どうやらスイートルームは豪華で新婚カップルが利用することから“甘い部屋”とされたものか、新婚家庭など愛情に溢れた家庭を“sweet home(スイートホーム)”と言うことからか、もしくは“スイート”といえば日本人には“sweet”しか浮かばないことからこのような混同生まれたと思われます。
この場合の“スイート”は“一続き”、“一組”、“一揃い”を意味する英語“suite”であり、居間と寝室が一続きになった部屋を意味します。
また、“suite”の単語のみで“スイートルーム”の意味があり、英語表記では“room”は付けません。
ホテルの中には全室スイーツルームであったり、中には天蓋付きのベッドを置いてあるところもあります。
一度は奮発して最高級のスイートルームに宿泊してみたいですね。
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