世界食糧デー

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「世界食糧デー」は国際デーの一つで、1945(昭和20)年のこの日に国連食糧農業機関(FAO)が設立されたことから、FAOが1981(昭和56)年に制定しました。

開発途上国等での栄養失調や飢餓について考える日としています。

あまり聞き馴染みのない機関かもしれませんが「世界から飢餓を撲滅すること」を目的とし、世界の食糧生産と分配の改善と生活向上を通して達成することが目標として掲げて、発展途上国のみの食糧問題に限らず先進国に対しても「世界中で人々が食糧不足で苦しまないためにはどうすればよいか」というテーマでシンポジウムなどの活動をしているそうです。

食糧問題を解消するのはあの生き物たち

 食糧問題は、人口に対する食糧の不足、人口の増加に食糧の供給が追い付かなくなることで発生する栄養失調の状態が長く続いてしまう飢餓問題や、経済大国で行われている食べ物の大量廃棄など、各国や各地域によって食糧の格差が問題になっていることを指します。

世界で飢餓に苦しんでいる人々はWFP(World Food Programme)の発表によると約八億人と推定されており、これは9人に1人が飢餓に苦しんでいる計算であり、飢餓による死亡者は毎年1,500万人といわれ2秒に1人の割合で飢餓によって死亡者がでているという試算もあるほどです。

2050年には世界の人口は約100億人に迫ると予想され、現在の人口が約75億人であることを考えると30年あまりで25億人も増加する見込みになっています。

ですが農地拡大に伴う森林伐採や水資源の大量使用により、地球の環境は刻一刻と悪化しており、また温暖化による気候変動も関係し、急激な人口増加をカバーするだけの食糧生産は困難なものとして見られているのが現状です。

世界の農地の80%は世界全体の摂取カロリーの20%しか生み出さない畜産業に使われているのも、食糧の増産を妨げている要因の一つかもしれません。

畜産の餌として穀物が必要なのも問題を悪化させています。

そしてこの食糧問題を解消するために注目されているのが“昆虫食”になります。

一見昆虫食なんて馴染みがないと思われがちですが、国連の報告書によると食べられる虫は1,400種類以上も存在し、実際に人間が虫を食べる文化は世界中にあり、調理次第でおいしくいただける食用昆虫は多いのです。

日本でも大量に獲れるイナゴが佃煮にされたり、地域によっては蜂の幼虫、成虫も食べられています。

昆虫食は栄養にも優れ、コオロギ4匹で大きめのコップ1杯の牛乳と同じだけのカルシウムを摂取でき、フンコロガシ1匹にはステーキよりも多くの鉄分が含まれるほどです。

また、コオロギの肉を1kg増やすために必要な餌は約1.7kg程ですが、鶏の場合は2.5kg、豚は5kg、牛は10kgと、他の家畜と比べ昆虫は圧倒的にコストパフォーマンスが良く、そこまで餌を消費しても牛や豚の可食部は40%程度に過ぎず、コオロギは100%とその全てを食べることができます。

さらに、昆虫は養殖時にメタンガスや二酸化炭素などの温室効果ガスをほとんど出さず(世界に排出されるアンモニアの60%〜70%は家畜由来)、養殖に必要な水や土地も少なくて済むうえ、なかには家畜の糞を餌として育てられる種類がいるなど非常にメリットが多いのです。

ですが普段から昆虫食に慣れていない人にいきなりやれというのは厳しいのは間違いありません。

今後はいかに昆虫食の悪いイメージを解消し、定着させるかが課題なのかもしれません。

余談ですがあの“ゴキブリ”も食べることができ、かつては世界各地で食用・薬用に利用され調理法も多岐に渡っていました。

豚肉100gとワモンゴキブリを50gで比べると、ほぼ同じカロリーで1.5倍以上のタンパク質を得ることができ、豚肉であれば260kcalを得るために100g食べる必要がありますがゴキブリなら50gでよいほどです。

ゴキブリ自身は全身を油膜で包まれており雑菌の影響を受けることはないのですが、人間の近くに棲みつくゴキブリは、下水、排水口、トイレといった不衛生な場所を通っており、その体にはさまざまな雑菌・雑菌を持つ微生物が付着しています。

ですので近年は清潔な環境下で養殖したものを用いることが殆どです。

コオロギやゴキブリはエビ・カニ系の味がし、素揚げにしてしまえば非常に食べやすく目隠しをして情報もなしに食べれば区別がつかないほどとされているので、将来は一般の食卓にゴキブリが並ぶことになるかもしれませんね。

 


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