いい肉の日
「いい肉の日」は「いい(11)にく(29)」の語呂合せで、宮崎県の「より良き宮崎牛対策協議会」が制定しました。
より良き宮崎牛対策協議会によると「味と品質の良さで知られる宮崎牛をアピールする」という事を目的としているようです。
もともと29日は肉の日と称して多くのスーパーなどでキャンペーンが行われていますが、11月29日は「いい肉の日」であることからさらに多くのキャンペーンなどが展開されています。
肉の焼き加減は10段階ある
この場合の肉とはいわゆる“食肉”のことであり、多くの場合は加熱調理を施して提供されます。
加熱調理は食肉の衛生を確保するとともに、食感を改善し加熱肉独特の風味や香気を付与しますが、必ずしも加熱調理されるとは限らず、生食する場合もあります。
極地など、農耕が不可能なため新鮮な植物性食品を入手できない地域では、必須ビタミンなどを食肉から得る必要があるといった栄養上の必要性から生食を行う食文化を持つ地域もあるようです。
食肉の種類によっては寄生虫や病原菌の存在から生食が衛生上不可能であるものも存在し、多く流通する肉の中では牛肉は新鮮なものを衛生的に取り扱った場合は一部の部位は生食が可能ですが、豚肉は危険性が高いため必ず加熱調理されることが前提であり、生食は危険とされています。
世界で生産される食肉は牛肉、豚肉、鶏肉の三種類が飛びぬけて多く、この三種で食肉生産の大部分を占めています。
世界各地においてそれぞれの地域で育まれてきた文化的伝統があり、ある地域で珍重される食肉が他の地域においては全く食べられず、食品としてすら扱われないといったことは珍しいことではありません。
最も一般的な食肉である牛肉、豚肉、鶏肉ですらそういった地域差が存在し、こういった差異の中で最も顕著なものは宗教的な理由による制限です。
有名なもので言えば牛肉は世界のかなりの地域において最も好まれる肉ですが、インドにおいてはヒンドゥー教が牛を聖獣としているため全く食べない人が多いばかりでなく、牛肉の生産・流通を法的規制や暴力的手段で阻止しようとする動きすらあります。
同様のことは豚肉にも言え、イスラム教にとっては不浄の食べ物として忌み嫌われる存在であるため、食肉として扱うことがない地域が多いです。
逆にアメリカのでの七面鳥や、ニュージーランド・オーストラリアでの羊肉など特定の地域でのみ消費が多い肉もあります。
もともとは魚や野菜を中心とした食生活をしていた日本人ですが、明治維新以降は西洋の食文化が日本にも入ってくるようになり、一気に食生活が変化しました。
江戸時代までは痩せて身体の小さい人が多かったものの、肉を食べるようになった明治時代以降には日本人の身体は大きくなっていったそうです。
肉の食べ方には色々ありますがいい肉はやはりシンプルにステーキなんかでいきたいものです。
ステーキといえばその焼き加減を表す言葉として“レア”、“ミディアム”、“ウェルダン”などがありますが、これだけではなくさらに細かく存在することをご存知でしょうか。
実は10段階の焼き方が存在し、
・ロー(全く焼いていない生)
・ブルー(数秒間だけ焼く)
・ブルーレア(数十秒焼く)
・レア(余熱で55度~66度になるまで焼く)
・ミディアムレア(中に赤みがあり、切ると少し血がにじむ程度)
・ミディアム(肉の中心がうっすらと赤い)
・ミディアムウェル(ミディアムとウェルの間)
・ウェル(完全に火を通す)
・ウェルダン(切っても肉汁がほぼ出ない)
・ベリーウェルダン(切っても肉汁が全く出ない)
となっており、ローとブルーに違いがあるのか、そもそも焼いていないのに焼き加減とはと思う方も多いと思います。
衛生上の懸念もありますので専門店などでも頼まない方がいいかもしれません。
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