「味の素」は、同社が製造販売するL-グルタミン酸ナトリウムを主成分とするうま味調味料です。
かつて“味”として認識されていたのは甘味・辛味・酸味・苦味の4つだとされていました。
ですがこの4種類ではとらえられない“うま味”というものがあります。
1908(明治41)年、東京帝国大学教授の池田菊苗が昆布のうま味成分はグルタミン酸ナトリウムであることを発見します。
きっかけはある日博士が夕飯のお吸い物をすすっているとそれがとても美味しく、夫人に理由を尋ねるとだしに昆布をつかっているからだと聞きました。
このやりとりを聞いていた子どもが「なぜ昆布を使うとおいしいのか」と質問をしますが博士は答えることができませんでした。
次の日より博士は昆布を分析し、上記の発見をするのです。
これは日本十大発明の一つとされています。
そして創業者の二代目鈴木三郎助が工業化に成功しました。