一般的に会社員として月給を貰って働いている人の事を“サラリーマン”と呼びます。
ですがサラリーマンという単語は和製英語ですのでそのため海外の方に「仕事は何をしていますか?」と聞かれた場合「サラリーマン」と答えても通じません。
英語では一般的な会社員などの場合は“オフィスワーカー(Office Worker)”などといいます。
しかしそれでは非常に広い意味で捉えられてしまうので、英語圏では自分が何の仕事をしているのか明確に答えるのが普通のようです。
例えば「プログラマーをしている」や「会計事務員をやっている」という風に受け答えします。
そしてサラリーとは英語で“給料”の意味ですが、このサラリーという言葉は調味料の“塩”から来ているのです。
紀元前の歴史において、塩は大変貴重な調味料として扱われてきました。
古代ローマでは兵士や役人に対して給料を塩で払っていたという文献も存在します。
しかし実際は塩だけを給料として渡していたわけではなく、塩を買うために必要であるとしてきちんと貨幣も支払っていたようです。
塩は英語で“ソルト(Salt)”であり、ソルトの語源はラテン語で塩を意味する“サラリウム(Salarium)”になります。
給料として塩を払っている、というところからサラリウムを語源としたサラリーという言葉が誕生したのです。