伊達巻の日
「伊達巻の日」は伊達巻の名前の由来という説のある伊達政宗の忌日が由来で、厚焼き卵などの寿司具を製造する千日総本社が制定しました。
「伊達巻きを日本の食文化として広めていくこと」という事がその目的のようです。
伊達巻きとは
おせち料理には欠かせない伊達巻きですが、そもそもおせち以外ではなかなか食べないという方も多いと思います。
卵黄に魚のすり身、味醂、砂糖、醤油を加えてオーブンで焼いたものを渦巻状に巻いたもので、四角い板状のものは厚焼といい、魚肉はえび、石持、えそが用いられます。
正月料理や口取(日本料理の一種。口取肴(ざかな)の略で最初に供する料理の意。)、折詰などに用いられ、かまぼこ製造のさい卵白だけを使うため、残った卵黄の利用法として製造されるようになったそうです。
伊達巻きには“知識”、“子孫繁栄”、“華やかさ”という3つの意味や願いがこめられています。
・知識
伊達巻きは、その形状が巻物に似ていることから、知性の象徴となっています。
学問や文化などの教養を身につけることを意味していて、進歩や発展、進化することへの望みが込められています。
・子孫繁栄
卵をつかった料理なので、子孫繁栄の願望がこめられています。
卵の黄色は、土の色をイメージさせて豊穣という意味を現し、これが“子宝”を連想させます。
伊達巻の“丸い形”は家庭円満を意味していて、“巻き込んでいる形”は、力をあわせ、生産する、仲よくかみ合う、ということにつながっているそうです。
・華やかさ
伊達巻の“伊達”という言葉は、ご存知の通り伊達政宗が、とても派手好きだったことに由来しています。
また当時、お洒落な着こなしをして、粋だという人のことを“伊達もの”と呼びました。
普通の卵焼きよりも味も見栄えも豪華なために、洒落て凝っている装いを意味する「伊達もの」から伊達巻と呼ぶようになったという説や、“伊達巻き”という婦人用の和服の帯に似ていることに由来しているという説もあります。
これら“知識”、“子孫繁栄”、“華やかさ”という3つの意味を理解した上で食べると、またひとつ違う味わいを感じるかもしれませんね。
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