恋愛と科学は到底結びつくものではないのかもしれません。
ですが科学的にキスを分析すると、実に様々な事実が明らかになりました。
1.美容効果
キスをすると顔の筋肉をたくさん使うため小顔になる効果があるとされています。
同時に“エストロゲン”というホルモンが分泌され、肌をツヤツヤにしてくれるのだそうです。
2.抗うつ効果
好きな人の前では気分が上がるものです。
その瞬間、覚せい剤を使用したときと同じホルモンや脳内物質が分泌されているとか。
さらにキスをすると“エンドルフィン”という抗うつ作用のというホルモンが分泌されます。
3.愛情ホルモンの増減
キスの瞬間、私たちの脳内には様々な変化が生じ、男性はストレスホルモンが減少し愛情ホルモンが増加します。
男性はいつ、どんな状況でもキスによって大きな幸福感を得ることができるとされています。
一方、女性の場合はこの愛情ホルモンの増減は“雰囲気”に大きく左右されるそうです。
女性がキスで幸福感を感じれるのは、騒々しい大衆居酒屋などよりも、少し薄暗く、心地いい音楽が流れるロマンチックなレストランだといわれています。
雰囲気が良くない状況でのキスは、女性の愛情ホルモンをむしろ減少させてしまいます。
4.口腔環境の共有
オランダの科学雑誌“Microbiome”に掲載されたリサーチによると、2人組の被験者の片方にヨーグルト飲料を飲んでもらい、その後10秒濃厚なキスを行ったところ、8000万ものヨーグルトのバクテリアが2人の間を移動したといいます。
また、1日9回以上キスをするカップルの口内環境は、ほぼ同じになるとの結果も出ましたが、舌のバクテリア数にはあまり変化がなかったようです。
5.免疫力の上昇
日本人にはなかなか縁がないかもしれませんが、唾液の交換をともなうキスには生物学的なメリットがあります。
自分が持たない相手のバクテリアをキスによって受け取ることで、そのバクテリアに対する新たな抗体を作り出すことができ、免疫力が向上するのです。
6.鎮痛効果
キスにはモルヒネの10倍以上の鎮痛効果があるそうです。
キスをすることで、人体に自然に備わった痛み止めを活性化させる作用が働くからといわれています。
これらには根拠があやしい部分もありますが、何かしらの特別な効果が働くのは間違いないのでは、と思われます。