むち打ち治療の日
「むち打ち治療の日」は「む(6)ちうちをな(7)おそう」の語呂合せで、むち打ち治療協会が制定しました。
むち打ちとは
そもそも“むち打ち”って交通事故などで起こる怪我というイメージが強いですが、骨折などと違ってよくいまいちわからないという方も多いと思います。
“むち打ち”は、主に自動車の追突、衝突、急停車等によって首が鞭(むち)のようにしなったために起こる症状を総称したものです。
しかし“むち打ち”は,正式な傷病名ではなく、“頸椎捻挫”、“頸部挫傷”、“外傷性頸部症候群”などと呼ばれます。
首の痛みが代表的な症状となりますが、その他にも頭痛や吐き気、目まい、倦怠感、肩こり、腰痛など様々な症状があるようです。
“むち打ち”になると病院で湿布を処方されるかと思いますが、湿布を貼っていてもなかなか痛みが良くならないということもあります。
そもそも湿布はむちうちに効くのでしょうか。
布の主な効果は消炎鎮痛効果です。
消炎鎮痛効果とは
・赤くなる
・腫れる
・熱を持つ
・痛む
といった炎症を抑える作用のことです。
湿布薬の痛み止め成分は皮膚から局所に吸収されることによって作用します。
むち打ち症は筋肉が傷ついて炎症が起こるということだけでなく、首の骨の並び方・彎曲の仕方が追突などの衝撃により変化するという面もあり ます。
筋肉は骨から骨に着いていて機能しています。
骨の位置が変わると、筋肉が普通より引っ張られた状態になっていたり、縮んだ状態になっていたりします。
湿布薬を貼るだけでは炎症は抑えられても、骨のゆがみという根本的なところは治りません。
むち打ちで痛みが出るから湿布薬を貼る。
そうすると、少しは楽になるから様子を見る。
長時間同じ姿勢をとっていたり負荷をかけたりすると痛みが出る。
また湿布薬を貼るだけで放置すると、痛みが取れなくなる。
このように、湿布薬を貼ることで問題を先送りにしてしまうとむち打ち症は回復しません。
むち打ちという外傷によって起こった背骨の歪みや、筋肉の滑走不全などの問題を、同時に解決していく必要があります。
このあたりの問題の解決には様々な方法がありますが、やはりプロフェッショナルの介入が必要となります。
結論として湿布薬とは症状をその時だけ抑える作用であり、 湿布薬だけではむち打ち症は治りません。
しかしその時の辛い症状はある程度抑えることができますので、次回通院するまで症状を抑えるためであれば有効に活用することはできます。
施術と湿布薬を上手に使ってむち打ちの辛い症状をできるだけ少なくしていきましょう。
その場合湿布薬の種類は様々なので、自分の皮膚に負担の少ないものを選択することが大切だそうです。
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