ネッシーの日
「ネッシーの日」は1933年6月9日にイギリスのスコットランドにあるネス湖という湖に大きな怪獣が住んでいるという記事が新聞に掲載されたことが由来です。
ネス湖に住んでいる怪獣ということでネッシーという名が付けられ、当時の新聞には写真付きで新聞に掲載された事もあり、世界中がネッシーのことで話題となりました。
一時期はネッシーの捏造写真が撮られることなどもありましたが、写真が撮影された60年後である1994年には撮影者の関係者である人物によって、捏造であったことが判明しますが、その後も大規模な捜索が行われるなどいまだにネッシーを探し続けている人もたくさんいるようです。
UMAネッシーの真偽
ネッシーと言えばUMAの代表格で世界的に知られたイギリス、スコットランドのネス湖のモンスターです。
未だに信じている人々も多いのですが、近年は下記のような理由から懐疑的な見方が大勢を占めています。
・ネス湖ができたのは1万1,000年前で、約6,500万年前に絶滅した首長竜等がネス湖で生き残っているということは全く考えられない。
・ネス湖が海とつながって大型爬虫類がネス湖に住み着いたという仮説があるが、1994年のボーリング調査でネス湖は海とつながっていないことが判明している。
・ネス湖には食物連鎖の底辺に位置する植物プランクトンが少なく湖全体で17~24トン程度の魚類しか生息してないため体長10mを超える大型肉食海獣の存在確率は無に等しい。など
そこで、2006年にネッシーの正体についてグラスゴー大学ハンター博物館館長ニール・クラーク博士が新説を提唱しました。
博士によれば、ネッシーの正体は、水浴びして泳いでいる象であるといいます。
博士によれば、ネッシーの目撃例が多くなった1933年以降、サーカス団の一行がたびたびネス湖のほとりで休息し、象を湖で水浴びさせたのでこれを目撃した人たちがモンスターと見誤ったというものです。
ですが現段階でははっきり分かっていませんが、最も有力だといわれているのがヨーロッパオオナマズです。
これは、ネッシーの行方を24年間追い続けているネッシー専門家スティーブ・フェルサムさんが出した見解です。
フェルサムさんによるとヨーロッパオオナマズは欧州中東部が原産で、大きいものは体長4メートルになるといいます。体重は400キロ以上、最低でも30年は生きるとされています。
ネス湖にヨーロッパオオナマズが放流された記録がありませんが、当時のネス湖周辺に裕福層の狩猟用別荘がいくつもあったそうで、そのことから当時の人たちが釣りを楽しむためにネス湖に持ち込んだと推測されています。
さらに、ビクトリア朝の時代に放流されたと考えれば、ネッシーが最初に話題を呼んだ1930年には十分大きくなっているはずとフェルサムさんは説明しています。
もし、ビクトリア朝時代に放流されたという記録が残っているなら可能性は充分にあり得ます。
しかし、その証拠がはっきりと残っていると説明されたわけではないので確定とはいえませんが、絶滅した首長竜説よりは現実的だとは思います。
いつか解明されると良いですね。
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