海外移住の日
「海外移住の日」は1908年のこの日、本格的な海外移住の第一陣781人を乗せた笠戸丸がブラジルのサントス港に到着したことが由来で、国際協力事業団(JICA)が1966年に制定しました。
日本人が移住する前までは、ブラジルではアフリカ大陸からの奴隷によって大規模なコーヒー農園を経営して利益を出していました。
しかし、奴隷制度が禁止されてからは労働者が不足する事態に陥っており、一方その頃の日本は日露戦争後であり、戦争による賠償金が得られなかった事から日本では資金が不足していました。
労働力が不足しているブラジルと資金が不足している日本の思惑が一致することにより、労働力として日本人がブラジルへと移住することとなったのです。
現在でもブラジルには100万人以上の日系ブラジル人が住んでいるとされています。
ブラジル人の血液型はO型が100%を占める
全世界を見てみるとA型、O型はおおよそ35%ずつをシェアしていて、B型が約20%、AB型が約10%とされています。
ですがブラジルを中心とした南米はじつは異常にO型が多いのです。
更に言うと移住してきた人を含まない“純血のブラジル人”に絞るとO型の割合は100%になります。
原因は1500年頃に蔓延したとされる梅毒にあるそうです。
もともとは少数ながらもA,B,ABの人は存在していたが梅毒に対しての免疫が弱かったので地域で絶滅してしまったとされています。
ですがO型だけは梅毒に大して強力な耐性を持っていたのでO型だけが残ったとされており、これのより純潔のブラジル人は100%O型になっているのです。
2017年11月14日に開かれた米国心臓協会学術集会でも、心臓発作を起こすリスクはO型が少なく、A型、B型、AB型が高いという研究結果が報告されています。
過去の研究でも、がん、認知症、糖尿病など多くの病気で“O型有利”の結果が出ているのです。
もともと血液型によって免疫力が違うとされています。
ウイルスや細菌と戦う抗体はリンパ球で作られるが、白血球の中のリンパ球の割合が血液型によって異なりますが、O型39%、B型37%、A型36%、AB型34%、つまり、O型が最も病気に対する抵抗力が強く、AB型が最も弱いということになります。
これは進化の過程で血液型が分かれてきたためであり、人間の先祖は最初O型から始まり、やがて農耕・牧畜生活に入り、穀物や乳製品を食べるようになると、それらを消化するため腸内細菌が変化し、A型、B型、最後にAB型が現れます。
O型は人間の“基本形”だけに、何でも食べた頃のたくましい免疫力を残している、とされています。
ですが血液型が何型であろうと、喫煙、肥満、運動不足、高コレステロールなどの悪い生活習慣より危険な因子はないので、普段から注意を払うべきとの見解もあります。
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