おにぎりの日
「おにぎりの日」は町内の遺跡で日本最古の「おにぎりの化石」が発見されたことから「おにぎりの里」として町起こしをしている石川県鹿西町(現 中能登町)が制定しました。
現存するおにぎりの化石の中でもこれが最古のものであり、約2000年前の弥生時代の化石だとされています。
またその化石は三角形の形をしており、当時から日本のソウルフードであるおにぎりが今と変わらない形をしていることから、どれだけおにぎりという食べ物が日本人にとって歴史の深い食べ物なのかということがわかります。
似たものとして1月17日は「おむすびの日」が制定されています。
おにぎりが三角形の理由
おにぎり(御握り)とはご存知の通り炊いた米、すなわちご飯に味を付けたり具を入れたりして、三角形・俵形・球状などに加圧成型した食べ物であり、通常は手のひらに載る程度の大きさに作ります。
作り置きが可能で、さらに保存性・携行性に優れており、手づかみで食べられることから、日本で古くから今日に至るまで携行食や弁当として重宝されてきました。
元々は残り飯の保存や携行食として発達したが、その後は常食としてのおにぎりが主流となり、現代ではコンビニエンスストアやスーパーマーケットでも販売されるようになります。
携行する必要がない居酒屋や定食屋でも提供されるほど、日本の食文化に定着しており、日本のコンビニエンスストアや外食・ 中食店の海外進出、日本滞在経験を持つ外国人の増加に伴い、現在では世界各国でおにぎりが販売されるようになっています。
そして最も一般的と思われるあの三角形の形状には諸説理由があるそうです。
石川県神社庁の方の話では、“おにぎりは神が宿っている山の形”とされており、これはいかにも八百万の神という日本人らしい理由だと思えますね。
他にも“単純に三角だと角から食べやすい”や、“三角形は一辺を下にすると安定するため運搬がしやすい”などの理由もあるそうです。
また、コンビニで売られているおにぎりも似た様な理由を含んでいます。
今ではおにぎりが無いコンビニはほぼ無いと言えるくらいコンビニの定番商品になったおにぎりですが、一部の変わり種以外の大抵のものは三角形です。
これは“同じ量のご飯でも丸く作るよりも三角形の方が大きく見える”という心理的な理由を含んでいます。また上記の通り三角形という形状は運搬に有利であり、運搬の時に隙間なく詰めることができるからともされています。
余談ですがおにぎりに塩をつかうのは“おにぎりの表面全体に塩を満遍なく付着させると細菌繁殖を抑える効果がある”と一般に信じられているが、実際に食用にできる程度の塩の量では効果はほとんどありませんので注意しましょう。
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