ウルトラマンの日
「ウルトラマンの日」は1966年のこの日、TBSテレビで『ウルトラマン』の放映が開始されたことが由来です。
当初『ウルトラマン』は7月17日に放送開始の予定でしたが、その前に放送されていた『ウルトラQ』の最終話が、内容が難解であるという理由で放送されないことになります。
そこでその穴埋めとして、前日に杉並公会堂で開かれたウルトラマンの宣伝イベントの模様を「ウルトラマン前夜祭」として放映されました。
初代ウルトラマンの独特の構え
“ウルトラマン”は日本の特撮テレビ番組(カラー)、および、その劇中に登場する巨大変身ヒーローの名前です。
制作は円谷プロダクションで、1966(昭和41)年7月17日から1967(昭和42)年4月9日の間にTBS系で毎週日曜日19:00-19:30に全39話が放送されました。
初代ウルトラマンはそれ以降のものに比べて腰が曲がった構えを取っており、顔も微妙に違う物となっています。
当時スーツアクターを務めたのは古谷敏さんという方でした。
古谷が演じた初代ウルトラマンの戦闘態勢は、大きく上体を前屈させた独特の構えが大きな特徴です。
この姿勢の理由については、「ぬいぐるみ演技に不慣れな古谷が、火薬を使った撮影に腰がひけた姿勢になり、これが逆に“腰を落とし怪獣との間合いを取る”姿に見えて、結果的に定着した」との解釈がこれまでの定説とされていました。
しかし古谷本人によれば、事実火薬を使った撮影には恐怖感もあったが、実際にはこの姿勢は、哀愁を感じさせるという目的が有る他、少年時代に見た映画『理由なき反抗』のジェームス・ディーンのナイフを持った決闘シーンでの前傾姿勢を参考にしたもので、これに高野宏一特技監督から画面に収める為により前屈みになるよう指示されたことが加わり、古谷自身の演技意図によって最終的に完成したものであるそうです。
“顔のシワ”は、当初ウルトラマンは喋る設定で、更に必殺技は“口から吐く火炎”でした。
そのため口の開閉は必要と判断され、ラテックス=ゴムで造られたマスクにポリで裏打ちした物を使用しました。
これが初期の“シワ付きマスク”となります。
ところが開閉が上手くいかず、演出上も必要ないと判断され、劣化により新造する際に、ポリ製のみのマスクにされました。
当時は造型物が何の説明も無いまま異なった物に差し変えられても、誰も文句を言わなかったおおらかな時代でもあり、“仮面ライダー”でもオンロードサイクロンが突然シーンが変わるとオフロードになってもおかまい無しです。
また、“帰ってきた〜”以降の客演では古谷さんは中に入っておらず、構えを継承する気もないので普通に構えています。
逆に平成期の“ウルトラマンメビウス”等ではそれぞれの構えをオリジナルっぽく再現していますので、初代マンのように前傾気味で構えています。
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