海の日
「海の日」は海の日は1995(平成7)年に制定され、翌年の1996(平成8)年から施行されている祝日です。
祝日法によると「海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う」という意味が込められています。
現在は7月の第3月曜日となっていてその年によって日付が変わりますが、もともとは7月20日が海の日となっていました。
2003(平成15)年に祝日法改正が行われてハッピーマンデー制度が制定されたことがきっかけで、海の日を7月第3月曜日とすることで3連休を作り、余暇を過ごして少しでも消費活動を活発にすることが目的となっています。
海がしょっぱい理由
“海”とは、地球の地殻表面のうち陸地以外の部分で、海水に満たされた一つながりの水域のことです。
海は地表の約71%を占め、面積は約3億6千万km2で、陸地(約1億5千万km2)の2.4倍ほどであり、平均的な深さは約3700mほどであり、ほとんどの海面は大気に露出しているが、極地の一部では海水は氷(海氷や棚氷)の下にあります。
また海の特徴として、海水は“しょっぱい”というものがあげられますが、これは塩の原料が海水であることからも分かるように、海水には塩分が溶けているのです。
なぜ塩分が溶けているかは次のいきさつがあります。
地球ができたのは今からおよそ46億年ほど前と言われています。
その頃の地球は今のような姿ではなく、高温で、表面にはどろどろに溶けたマグマがあたり一面を覆う火の球のようなもので、そして空には水蒸気や塩素ガスが充満していました。
そして長い時(数億年)を経てゆっくりと地球の温度が下がっていくと、マグマは落ち着き、空にあった水蒸気は温度が下がるとともに冷えて、雨となって塩素を溶かしながら地球に降り注ぎます。
その雨が窪地に溜まり、大きな水溜りのようになったのが海の始まりなのです。
海が出来たばかりの時には、塩酸が含まれた強い酸性の水だったものが、岩石に含まれるナトリウムと反応して中和され、現在のような海ができていきました。
つまり塩素を含んだ水にナトリウムが溶けて、塩化ナトリウム(塩)の水ができたのです。
地球に降る雨は、陸地を流れ、川の流れに沿い、陸地の岩石などに含まれる塩分を溶かしながら海へと運び続けているため、現在も海の水はしょっぱいのです。
海のしょっぱさは地球の歴史でもあるので、たまには想いを馳せてみるのもいいのではないでしょうか。
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