東京の日
「東京の日」は1868(慶応4)年のこの日、明治天皇の詔勅により「江戸」が「東亰(とうけい)」に改称されたことが由来です。
東京と改称されたばかりの頃はまだ「東京都」ではなく「東京府」であり、現在では東京都は23区や市町村によって構成されていますが、1889(明治22)年には15区しかありませんでした。
東京都となったのは1943(昭和18)年になってからのことで、現在のように23区となったのは1948(昭和23)年になってからのことになります。
東京タワーのあれやこれ
東京のシンボルのひとつとして知られている東京タワー。
東京スカイツリーが完成したことによって役目を終えたような感じになるかと思いきや、どこかレトロで無骨な雰囲気がかっこいいと言われ続け、東京タワーの周りでは今でもたくさんの写真家たちが連日カメラを構えています。
東京タワーは1958年12月23日に完成し、完工式が行われました。
これは天皇陛下の誕生日(1933年12月23日)と同じで、25歳になられた日に完成したのです(2018年記)。
その高さは333m(正式には332.6m)で1958年の完成当時は世界一の高さであり、当時世界一だったエッフェル塔の約320メートル(現在324メートル)を抜き、世界一の座に輝いたのです。
東京タワーは東京スカイツリーに抜かれるまで最も高い塔だったというイメージが強いかもしれませんが、実はこれは少し違います。
完成して約9年半後、1968年に小笠原諸島が返還されたことによって、南鳥島ロランタワーと硫黄島ロランタワーに抜かれ、日本一高い塔ではなくなったのです。
ただし、自立式鉄塔としてはスカイツリーに抜かれるまで約51年半に渡って日本一の高さでした。
東京タワーの材料の一部には戦車が使われています。
東京タワーの工事が始まった1957年の少し前には朝鮮戦争があったのですが、その戦争に参加したアメリカ軍はボロボロの戦車を多く抱えていました。
一方日本は鉄不足で悩まされていたため、アメリカ軍の戦車を建材として買い取ることになったのです。
主に展望台より上の部分に戦車が使われています。
東京タワーの名称を決める際には一般公募が行われました。
しかし8万通を超える応募があった中、最も票を多く集めたのは“昭和塔”という名前で、“東京タワー”という名前はなんと13位に過ぎず、応募数もわずか223通でした。
しかし選考に参加していたスタッフの推薦により、得票数を無視して東京タワーという名前が採用されたのです。
また東京タワーの正式名称は“日本電波塔”とする説があります。
東京タワーの公式キャラである“ノッポン弟”は、タワーの正式名称は東京タワーで、運営管理の会社名が日本電波塔だとツイートしたことがありますが、日本電波塔株式会社の社長や社員がテレビ番組で“正式名称は日本電波塔”と明言したことがありました。
建設当初、公募で名称が決まる前の正式名称が日本電波塔だった、と考えるのが正しいとする説もあります。
2011年3月11日に発生した東日本大震災の影響で、東京タワーの先端のアンテナ部分が東方向に2度曲がる被害を受けました。
けが人などは出ませんでしたが、それだけ東京タワーも激しく揺れたことを示す大災害だったのです。
東京タワーの展望台までは階段でのぼることができます。
約600段、高さ150メートルと聞くとかなり大変に思えますが、10分少々で登れるそうです。
現在は結局エレベーターで登るのと同じ料金がかかり、土日祝日しかチャレンジできませんが、のぼり切ると非売品の“ノッポン公認 昇り階段認定証”をもらえるので興味のある方はチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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