パラグライダー記念日
「パラグライダー記念日」は1988年のこの日、北九州市で第1回パラグライダー選手権が開かれたことが由来です。
初めてパラグライダーに挑戦したのはフランス人であり、1978年に四角いパラシュートを使って山の斜面を降りたことがパラグライダーの始まりだとされています。
パラグライダーの原型とされているのはNASAが開発した宇宙船回収用のパラフォイルで、このパラフォイルを応用すれば人間もパラシュートを使って山の斜面から走ってジャンプすれば空を飛べるのでは、と考えられたことからパラグライダーが誕生しました。
そして10年ほどが経過した1986年ごろから日本にも徐々にパラグライダーが普及し始めます。
パラグライダーは空高く飛んでいるイメージがあるかもしれませんがそれは技術の向上によるもので、当初は山の斜面と並行して滑空して飛ぶのが限界で、飛行時間も5分程度しかありませんでしたが、技術が向上した現在では2~3時間も飛ぶことが可能となっています。
パラグライダーとハンググライダーの違い
“パラグライダー”、“ハンググライダー”は、いずれも山の斜面などから飛び立ち、動力を持たず上昇気流を利用し滑空するスカイスポーツです。
混同されがちな二つのアクティビティーは実は似て非なるものです。
“パラグライダー”はスポーツ用に開発した滑空能力を持つパラシュートを地上で開き、斜面を使って飛び出し滑空するスカイスポーツです。
動力はありませんが、上昇気流を利用することで上昇していくことや、高度を維持したりすることもできます。
そして、滑空中のスピードは30km/h~35km/hほどで比較的ゆっくりなので、空を飛んでいるのに恐怖感は少ないそうです。
ちなみに、パラグライダーのつばさはナイロン製で、とても軽くて持ち運びがしやすく丈夫です。
そして、翼を座席状になっているハーネスという道具とひもでつなげています。
翼に骨組みはなく、前面から吹いてくる空気を取り込んで翼を広げるので、パラグライダーは向かい風が吹いていないと飛ぶことができません。
パラグライダーは技術的には簡単めなので、だれでも手軽に空を飛び景色を楽しむことができます。
初心者でも数メートルは浮遊することができ、経験が深くなってくると高度2000m程度まで上昇、100㎞以上離れたところまで移動することもできます。
また、ハンググライダーより狭い場所で着地できるのもパラグライダーの利点です。
パラグライダーでフライトをするための国家資格はありませんが、フライトをするためにはJHFが発行している技術証が必要になります。
“ハンググライダー”は丈夫な金属製のパイプを骨組みとした三角形の翼で空を飛ぶスカイアクティビティです。
“ハングライダー”と表記されることもありますが、それは間違いで、正確には“ハンググライダー”と表記します。
パラグライダーと同じように、山などの斜面から飛び立ち上昇気流を使って浮遊します。
ハンググライダーはパラグライダーと違ってスピード感が強く、100km/hを超えることもあり、また自分の体を前後左右に傾けて操縦を行うので、鳥のように飛ぶことができます。
ハンググライダーに要求される技術は高めですが、空を飛ぶ際のスピード感や飛びかたの自由度などはパラグライダーよりも上であり、またハンググライダーでは長い間滑空できるのです。
ただし着地にはある程度広い場所が必要で、機材も小さく畳めるパラグライダーに比べて重くなります。
現在ではパラグライダー体験ツアーなども各地にありますので、夏休みのこの時期にぜひ体験してみてはいかがでしょうか。
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