油の日

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「油の日」は859年のこの日に京都・大山崎の「離宮八幡宮」が清和天皇の勅命により九州から遷宮されたことが由来で、離宮八幡宮と油脂事業を展開するカネダ株式会社が制定しました。

「離宮八幡宮」とは通称「油祖離宮」として知られており、「長木」と呼ばれるてこを応用した搾油器を開発し荏胡麻(えごま)油の製造が始めた場所であることから、日本では製油発祥地として知られています。

油はなぜgで表示されている?

“油”とは動物や植物、鉱物などからとれる水と相分離する疎水性の物質のことで、一般に可燃性を持ち、比重が小さく、水に浮きます。

常温で液体のものを油、固体のものを脂と使い分けることがあり、用途としては食用、燃料用、産業用などに大別されます。

その語源は諸説あり、獣肉を炙ると出てくるものなので“あぶる”が転じて“あぶら”になったとする説と、溢れ出てくるものなので“あふれ”が転じて“あぶら”になったとする説がありますが、“あぶる(炙る)”の説が有力とされているようです。

市販の食用油は他の液体の調味料と違って“ml”ではなく“g”でその内容量が表示されますが、これにはきちんと理由があります。

油は、温度で体積が変わりやすい性質があります。

温度が高くなると膨張して体積が増える性質があるため、お醤油や酢などと同じように体積表示(mlでの表示)をしてしまうと“日によって量が違う”といった問題が発生してしまいます。

買う日によって量が違うようでは販売に支障をきたすため、油は重さで内容量の表記をすることになったのです。

何かをサボることを“油を売る”という言い回しは昔からよく使われます。

語源である江戸時代の油売りは11時頃から16時までしか仕事をしていなかった、という話がありますが、これは特に夏の暑い時期は油が外の気温で膨張するため、朝や夜に売るよりも昼間の暑い時間帯に売った方が一升枡に9合8尺ほどしか入れなくてもいっぱいになるから、ということがその理由です。

満タンに入れずに済むからその差分が儲かる、ということになるのである意味商売上手とも言えるかもしれません。

江戸時代では、油は行燈(あんどん)など部屋の明かりの燃料としてとても貴重なもので、他にも女性の髪油としても大切に扱われていました。

この油を売る行商人が客のところへ油を届けに行った際、客の枡に油が垂れ終わるまでの時間を客との雑談で繋いでいたことから“油を売る=仕事中怠ける”という意味になったと考えられています。

当時の油はその粘性から柄杓から客の枡に注ぎ終わるまでに時間がかかってしまうため、ついつい長話になっていたということのようです。

必ずしも“怠けていた”というわけではなかったようですが、傍から見たら仕事もせずに客と話し込んでいたため、そういう風に見えたのでしょう。

とはいえ端から見て“油を売っている”と見られるのは例えきちんと働いていたとしてもあまり良いことではない気もしますので、そう見られないよう注意したほうがいいのかもしれませんね。

 


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