役所改革の日

イメージ_役所の記入台

「役所改革の日」は1969(昭和44)年のこの日、千葉県松戸市役所に「すぐやる課」ができたことが由来です。

当時の市長である松本清氏の発案で設置され、「すぐやらなければならないもので、すぐやり得るものは、すぐにやります」をモットーに、役所の縦割り行政では対応できない仕事にスピード対応し市民の好評を得ました。

この松本清氏はドラッグストア「マツモトキヨシ」の創業者でもあります。

公式の書類にシャチハタが使えない理由

“役所”または“役場”とは、国(中央官庁)や地方公共団体(都道府県・市区町村)が、公の事務とりわけ行政事務を取り扱う組織、あるいはその組織が入居する建物のことで、特に組織が入居する建物自体を指す時には庁舎と呼びます。

誰も一度は書類などのために訪れた経験があるのではないでしょうか。

そして役所や銀行など重要な時に使う印鑑は、一般的にシャチハタは不可となっています。

“シャチハタ”は朱肉の要らないインク浸透印のことで、もともと発売元の企業名(シヤチハタ株式会社)から来ていますが今では商品名として認識されてます。

朱肉が不要という点ではシャチハタの方がはるかに便利なのになぜダメなのでしょうか。

これは素材がゴムであるため押し方や、経年変化による劣化などにより同一スタンプでも印影が変わる可能性があること、時間が経過するとインキが薄くなることや、大量生産であるために別のスタンプでも同じ形状の文字が押印できることから、浸透印タイプの印鑑は公文書などへの使用は認められていないとされていることが多いとされています。

そもそも印鑑とはその人が本人の意思で認めたという証拠となり、本人の印鑑を他人が勝手に使用することは、通常はあり得ないからその効力を発揮します。

ですので、シャチハタは売れ過ぎたが故に大量生産品と認識され、その人が押した証拠たりえないと広く認知されてしまったのです。

素材がゴムでなくても経年劣化で印影が変わってしまうことは十分ありえますし、何も不可までしなくて良いような気もしますが、日本の印鑑とはそれほど重要なものだと認識させられてしまいますね。

ですが公的な書類には使えなくてもとても便利なものですので、普段使い用に持っておくのはいいことだと思います。

 


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