セメントの日
「セメントの日」は1875年5月19日に日本初のポルトランドセメントが誕生したことが由来です。
セメント・コンクリート・モルタル・アスファルトの違い
よくホームセンターなどで家庭用のセメントや、モルタルなどを見かけると思います。
土木関連の素材だということは何となく想像できますが、具体的にはどこが違うのでしょうか。
“セメント”とは“コンクリート”や“モルタル”を作るための“材料”です。
主原料は石灰石、粘土、けい石、酸化鉄原料などで、水分を入ると化学反応で硬化する性質を生かして“コンクリート”や“モルタル”を作ります。
“コンクリート”とは“セメント”に砂と骨材(砕石など)を入れ、水で練り合わせて硬化させたものです。
硬化する前の状態は“生コンクリート(生コン)”と言ったり“フレッシュコンクリート”と呼ばれます。
骨材が入るため“モルタル”に比べて強度が高くなり、土木・建築に幅広く使用されています。
“モルタル”とは主に“セメント”と砂と水を練り合わせた建築資材です。
練り合わせた直後のものも、硬化した状態のものも“モルタル”といい、石などが入っておらず、目が細かいので主にレンガやブロックの目地、壁などの表面の仕上げに使われます。
セメントはコンクリートやモルタルを作る原材料の1つで接着剤としての役割りを果たしており、コンクリートとモルタルでは、その製造で砂と水を使うのは同じですが、砂利の有無で呼び名が異なります。
“アスファルト”はそもそもコンクリートやモルタルと異なっていて、砂や水ではなく、主成分は原油から生成されます。
補強材として使われていて、もっともよく見掛けるのは道路を覆っている黒っぽい舗装面などです。
同じような材質にコンクリートがありますが、工賃としてはアスファルトの方が圧倒的に安価で仕上げられるとされています。
しかし耐久年数で言えば、コンクリート以上に修繕が掛かり、特に夏場では熱で簡単にグニャグニャになり易く、重いトラックなどが走るといつの間にかボコボコになってしまいます。
コンクリートよりもずっと軟らかい素材であり、道路の工事などを見ると数年に一度は全面的に補修工事も考えておく必要がありますが、コスト面では優位性があるので、駐車場などにも適しているとされています。
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