箱の日
「箱の日」は「は(8)こ(5)」(箱)の語呂合せで、東京紙器工業組合が1991年に制定し、全国の紙器段ボール箱工業組合が実施しています。
「紙器業界の技術の向上と一般消費者に紙箱の良さのPRと普及を図る」という事がその目的のようです。
毎年8月5日になると「紙器・段ボール箱コンテスト」というものを開催しており、組合員などから印刷紙器や貼箱、段ボール箱等の作品の募集を行い、機能性やデザイン性、斬新性などの様々な観点から審査を通して優秀な作品には賞が贈られます。
最初は帽子の汗とりだった
“段ボール箱”とは、段ボールシートを素材とする箱のことで、軽さと強度、構造に由来する衝撃吸収性、何度も折りたたんでは組み立てられる利便性などから、宅配便、小包郵便物、引越し等の運輸業、または貯蔵の分野で、従来の木箱に取って代わるようになりました。
通常折りたたむと一枚の平坦な板状になり、日常的に“段ボール”という言葉を使う場合、この段ボール箱を指すことが多いです。
段ボールの起源は次の通りになります。
1850年頃のイギリスでは紳士たちの間にシルクハットが流行していました。
シルクハットは見た目はいいものの通気性が悪く、被っていると中が蒸れてしまうのが悩みでした。
そこで、内側の汗を吸い取る目的でシワ型に加工した紙を内側に張り付けたのが段ボールの起源で、エドワード・チャールズ・ヒーレイとエドワード・エリス・アレンの2名により発明されました。
その後、アメリカで壊れやすい電球などガラス製品の梱包に使われるようになり現在に至ります。
今では段ボールの無い生活は考えられないほど、私たちの回りには段ボールが溢れています。
日本の段ボールの使用量は、店舗などで使用している物も含めて一人当たりに換算すると一年で150箱使っている計算になるほどです。
当然ゴミとして出される量も多いのですが段ボールはリサイクルできる素材ですので、きちんと資源として大切に再利用を心がけましょう。
昨日は何の日?
8月3日
・ハモの日
今日は何の日?
8月5日
・箱の日
明日は何の日?
8月6日
・ハムの日