ハグの日
「ハグの日」は「は(8)ぐ(9)」の語呂合せで、広島市の「ハグの会」が2007年に制定しました。
ハグに隠された驚きの効果
“ハグ(hug)”とは、親密さ、愛情、友情を表し、伝える手段であり、相手に支え、安楽、慰めをもたらすものです。
喜びで心が温まってハグをする場合や、辛い悲しみに打ちひしがれてハグをする場合があり、スポーツの決勝戦においてチームの勝を決めた際など、チームの祝賀方法としても用いられます。
多くの場合、ハグは愛情を示す身ぶりとしてキスと並んで最も一般的なものの一つですが、他のいくつかの愛撫形態と異なり、他人の見ている所でハグを行うことが恥ずかしいものや、禁忌とされる国・宗教・文化は比較的少なくなっています。
ハグを行う者同士の関係性、ハグが行われる頻度、国、宗教、文化、あるいは個人的思想によって多少の違いがあり、アメリカ人は人目をはばかることなく他人とも実に気楽にハグやキスをする場合が多いのですが、日本人は親族、夫婦、カップルなどごく親密な間柄だけであり、あまり衆目のない状況で行われる事が殆どです。
また、ハグは心や身体にとっても良い効果があることが科学的にも証明されています。
ハグをすることで、脳内でドーパミンとセロトニンを初めとして様々な物質が放出されます。
安心感をもたらす“セロトニン”、快楽物質である“ドーパミン”が分泌されると、不安が和らぎ多幸感を得られます。
βエンドルフィン”は“幸福ホルモン”と呼ばれることもある神経伝達物質のひとつであり、愛情を伴う接触、ハグやキスなどで分泌されます。
“オキシトシン”ホルモンは絆や社会的行動を高めたり、親子間やカップルの距離を縮める効果があると言われています。
これらはストレスのケアに最適であり、人はわずか30秒のハグで1日のストレスのうちの約1/3が解消するそうです。
近年では日本でも、ハグの効果がストレス解消に期待できるということで“ハグヒーリング”を扱うクリニックが増加しています。
似たものとして“タッチセラピー”があり、“タッチセラピー”とはお母さんの手によってお子さんの脳内で“ドーパミン”や“セロトニン”といった物質が分泌されるのを促すもので、“ハグ”によるストレス解消効果もこれと同じ原理と考えられます。
ハグは睡眠にも良い効果があり、抱き枕が安眠に一役買っているのもハグをする事でストレスが軽減され安眠に導く効果があるからです。
ハグによって不安感が解消され、不安がないことでよく眠れるようになります。
ハグには痛みを和らげる効果も期待でき、その鎮痛作用はモルヒネの約6.5倍と言われています。
また、パートナーを毎日ハグする女性たちと、そうではない女性たちのパートナーの健康診断をしたところ、前者は血圧も下がり、心臓病のリスクも軽減されていたそうです。
さらに、前述のドーパミンやセロトニンは免疫力アップにも繫がります。
最近では“フリーハグ”と称して街中でハグをしようという企画も稀に見かけます。
人前ではさすがに厳しいという方も多いと思われますが、普段の生活の中で家族やパートナーにするのは何も変な事ではありません。
是非普段からハグを実践し、その驚きの効果を受けましょう。
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